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2010年10月06日 水曜日

We are SMAP!ツアー所感

 ツアーが終わって2週間とちょっと。でもあの日々は夢だったような、遠い昔のような気もするなーと思っていたのですが、昨日のクサナギさんの草生活を見たらまたあの楽しかった日々を思い出して興奮してしまいました(笑)。ビバ、テレビ朝日っ!

 さて、まだ猛暑も本格化する少し前の札幌から始まり、まだ猛暑が収まらない9月中旬の東京まで続いた今年のツアー。異常なほどの猛暑のせいもあってめっきり自分の体力の衰えを感じてしまいましたので、来年に向けて体力作りをしなければいけないなーと思うのと同時に今年は若干客席の反応がこれまでと違うような気がいたしました。なんて言うのかな、ややリピーター率が下がっているのかなー、いつもはオーラスが近付くにつれてどんどんリピーター率が高くなって客席が「熱い」というか「濃いぃ(笑)」感じになっていくのですが、今年はそんな感じがいつもより薄い気がしたのはワタシだけでしょうか。年々メンバーの年齢に比例して客席の平均年齢も着実に上がっていくのは当然なのですが、反して確実に若いお嬢さん層も増えているような。数年前はお母さんと一緒に来ていた小学生や中学生の子供たちが大人になって、それでもスマおぢさんたちのファンを続けてくれている、という感じなのでしょうかね。もう老いていく一方のオバさんヲタからすれば、有難い限りでございます。(苦笑)

 今年のツアー、今だから申しますが、札幌初日を見せていただいた直後は「衣装の露出が足りねー」だとか「詰め込みすぎて付いて行けねー」だとか「地球を救う暇があったら貢いでるファンを救ぇー」だとか若干文句を言ってみたりもしておりましたが(笑)、時間が経つにつれて自分の中で消化され、おそらくはスマさんたちやスタッフさんたちや他のファンの皆様の中でも消化されるに従って、衣装はアイドルらしいPOPな感じに見えてくるし(いや、それでも露出が少ないのと、脱ぐんじゃなくて上に着ていくのはアイドルとしては認めるワケにはいかんっ!)、詰め込み過ぎ感は密度の濃さに思えてくる、と。(笑)
 選曲もいろいろなファン層が楽しめるようになってましたね。アルバム曲も全部やりーの、最近のシングル曲もやりーの、昔からの定番合いの手盛り上がり曲もやりーの、そしてヲタには堪らないFive Resapect。初日に「Five genius men,SMAP…」と始まったときには鳥肌立ちましたもんっ。と思ったらニッチな線でレリビとかフリバとか入れてみたり、なんと東京15日のWアンコールでは『チョモランマ』…慎吾が選曲に関わっていたからでしょうかねぇ。カトリシンゴ、かなりのスマヲタと見たっ。(笑)

 そんな感じで今年はかなりがっつりとライブ作りに参加していたらしい慎吾さん、ツアー前から言葉の端々に今年のライブに対する想いが感じられて、作品を見る側には感慨深いものがありました。こんなに思い入れるものか、と思うくらいハマってましたもんね、慎吾。ま、ライブ終わってもつよぽんに傍についててもらってスタッフさんとダメ出ししてたり、「(反対意見出されて)何回かすまっぷ嫌いになりそうだった」とか言うくらい頑張ったんだから当然かもしれませんが、ライブ作りに携わる過程で確実に慎吾の中に例年とは違う何か大きなものが残ったんでしょうね。その想いがオーラスの最後のご挨拶に表れていたように思います。「来てくれる人のためにライブをやり続ける」「終わった感じがしない、また次へ進むような気がする」…なんだかすっかり大人になった感じ(つかもうおぢさんなんですけどね)が嬉しかったり、一抹寂しかったり。(苦笑)

 今年は2002年ほどではないにしろ、ある意味クサナギさんの禊ぎツアーの意味も込められていたかもしれませんね。メンバーもスタッフさんたちもそれを意識して構成演出を考えられたんだろうと感じました。『…ヨッパライ』はクサナギさんの土下座に始まり、メンバー総出でバックを務め、最後にはレッドカードでご退場という、我々見る側を楽しませつつ、ちゃんとお詫びの気持ちも込めつつ、ま、若干茶化してしまえーという(笑)。
 MCで何度か今年のクサナギさんはライブ後のご飯に行かないという話になると、クサナギさんが「疲れちゃってー」と言うのを聞きながら、「ま、いろんな配慮もあるんだろうなー」といらん想像してみたりもしたのですが、そんなクサナギさんがオーラストリプルアンコールのシャンパンファイトでシャンパンのボトルを口にするのを見て、ワタクシ、なんだかちょっとホッとした気がしたものです。あぁもうこれで解禁なんじゃないかなーって。おまけにちゃんとそれを目視確認した慎吾が「つよぽん、シャンパン飲んだろっ!」と面白くして公表したので更に安心。そして、ちゃんとクサナギさんをチェックしてる慎吾に改めて「あんたはホントに剛のことが好きやねー」と苦笑してしまった次第。オーラス後もちゃんとクサナギさんの保護者してんだろうなーと思うと一層笑えてしまいましたがな。(笑)
 剛が好き、と言えば、大阪の4日目を見せていただいたときの剛の「ありがとー」ハグ。キムラさんにハグして、中居さんにハグしようとして避けられて、吾郎ちゃんにハグした挙句、『…Funky Lude』で中居さんをハグから押し倒しーの。剛に寝技掛けられる中居さんを見るだけでも笑いすぎてお腹痛かったのに、最後に慎吾が「…俺だけハグしてもらってない」って・・・もう面白過ぎ。絶対自分は剛の視界から消えておいてこのオチに持っていこうと思っていたに違いないっ。そして、そのオチはさらに『短い髪』のしんつよのショートコントタイムに続くに違いない、と思っていたら、果たして『短い髪』の始まる前に慎吾が両手を広げて剛のハグを待つ、という流れに。やっぱりなーと思っていたら、それでもまだ終わらない慎吾の天丼は最後にはピアノに向かうクサナギツヨシに後ろからいきなり抱きついて剛がマジで驚く、というオマケもついて、やっぱり「あんたはホントに剛のことが好きやねー」と思ったワケです。(笑)

 前述の「ありがとー」ハグ伝説でも分かる通り、今年はかなりのクサナギツヨシ天然マツリだったような。クサナギさん、歳が増すごとに天然っぷりが増長しているような(笑)。テンパったら何やらかすか分からなさが面白過ぎですわ。その集大成(笑)が草生活SPでも流れていた東京16日のMCでステージ上でボトルの水を被ってメンバーに怒られまくったヤツですかね。見ていたこっちも「ありゃーやっちゃったー」と思いましたが、バスタオルを足で拭き拭きする中居にーさんとちゃんと雑巾がけするキムラにーさんの対比も面白けりゃ、それを傍で見ている吾郎さんも面白けりゃ、おにいちゃんたちがお掃除している間を繋がなければっ!ととっさに判断した慎吾が「びぇーん、こんなのやだー、がんばって作ったライブが記録に残る日なのにー!びぇーん」と嘘号泣始めると、なぜか剛が一緒に「うぇーん」と泣きだす、というもうワケの分からないしんつよコントであまりに笑いすぎてお腹が痛くなりました。2年ぶりだろうが、いろんな事件(苦笑)があろうが、この人たちは5人集まると暗黙の役割分担が出来ちゃってるんだよなーとこの場面を思い出してはやはり笑ってしまうのでした。

 今年はアルバムの歌割自体、デュエットだったり、3人で歌ったりする曲が多くて、そのせいで『僕の素晴らしい人生』でバックダンサーしてるしんつよとか、下3人で踊ってる『GAIA…』とか『…ポジティブダンス』とか、とても素敵な組み合わせをいろいろと見せていただきましたねー。あ、ちなみにおにいちゃんズ2人で踊ってるところはきっとDVDに入ると確信して、ほとんど見られておりません(苦笑)。あ、あと、クサナギさんのソロでバックダンサーならぬバック天使(笑)を務めた4人があまりに可愛くて、特に首振り振りしている4人(あ、ちゃんと見たのは慎吾だけなんですけどね。)に見入っているために、ワイヤーで上昇しているクサナギさんは初日しか見ていないことも白状いたします。でも、ヲタの皆さんの考えることは皆同じようで、クサナギさんソロでふと辺りを見ると双眼鏡率がものすごーく高いことに笑ってしまいます。(普通は押しメン(笑)以外のメンバーのソロではそんなに必死の双眼鏡覗くことはないもんねぇ。(苦笑))
 それにしても、組合せの妙と言えば『短い髪』をしんつよに割り当ててくださった方々には感謝せねばなりませんな。なんかねー、ふたりの直筆の歌詞を見ながら、汗でびっしょり張り付いたシャツと汗で濡れたクシャクシャ金髪の慎吾と、必死でピアノに向かう黒くて細くて精悍なのに繊細さも醸し出す剛の姿を見ていると、なんだかじーんとして涙が出ちゃったりしたんですよ。オーラスで隣にいたねーさんはきっと気づいてなかったでしょうが、ワタクシ、オーラスの『短い髪』はかなりの涙量でございましたー。(苦笑) こんないろんなパターンのメンバーの絡みを見せてくれたのもスマヲタ慎吾の策略でしょうかね。

 さて、改めて慎吾のことをまとめていくつか。
 ツアー後半、特に東京公演の初日が始まるまではいつ突然角刈りで登場するかヒヤヒヤさせられましたねー。慎吾の行動パターンからすると、9月13日のいいともまでは金髪で、火曜日に切って水曜日の東京初日は角刈りで登場して会場中を「ぎゃーーーーーっ」言わせるような、中居にーさん直伝のヲタへの嫌がらせをやってくるんじゃないかとドキドキもんでした。15日のオープニングで金髪を認めた瞬間に嬉し涙が出そうになりましたもん。だってー、角刈りであの『短い髪』に気持ち込めめられてもねー、『…ヨッパライ』の天使さんのアタマ振り振りやられてもねー、感動50%減ぐらいじゃないっすか?あのフワフワ金髪の愛らしい慎吾の姿がDVDに入らなかったら「DVD代金半額にしろーっ!」とか、「来年の両さん映画はぜってー見ねーぞっ!」とかと思っちゃうところでしたね(苦笑)。ま、ツアー終わるまで角刈りを待ってくれたんで両さん映画も1回くらいは見てあげてもいーかな。(上から目線)
 で、今年の慎吾ソロ。衣装は露出が少なくて(もう基準がすべてそれ)萌え度は低いのですが、慎吾が直々にデリコさんに作っていただいた曲で実に楽しそうだったので、一緒に踊って唄ってそれで十分。ある意味ライブ中唯一双眼鏡を使わない曲(笑)。とはいえ、次回はぜひ萌え度高めなソロをお願いいたしますっ。
 昨年後半からはNYで、年明けには赤坂で慎吾のミュージカルを見せていただき、その後息つく暇無く市の怒涛の舞台挨拶も見せていただきまして、幸運にも最近は近い距離で香取さんを拝ませていただく機会が何度かあったので、その距離からすればライブは運良く良席で見せていただけても距離的にも時間的にもたかが知れているのですが、どんなにドームの天井近くでも、どんなにスタンドの見切れでも、どんなにアリーナの埋もれでもやはりライブというのは自分にとって特別の空間、特別の時間なのだなーと今年のツアーではつくづく感じました。ライブの楽しさにハマらなければこんなにスマヲタ状態が続くこともなかったのかもしれないなー。(苦笑)
 あ、ミュージカルと言えば、今年のライブの慎吾にはミュージカルの成果は確実に出ていると感じました。『Magic Time』のソロなどは若干「が、が、がんばれー」と思うところもございましたが、今年の慎吾の声量と音程の安心感はミュージカルのおかげなんだろうと思います。あのミュージカルの成果が来年以降も続くことを願いつつ、他のメンバーの皆さまも歌を上達させたければぜひ三谷せんせーにお願いしてミュージカルのお仕事を。(笑)

 今年のツアーの締めくくりは東京5日間連続。スマさんにとっても未知の領域の「5日連続」は我々ヲタにとっても未知の領域でございました。よー乗り切れたわーと思うくらい。(苦笑)
 1000万人突破の15日とその翌日16日はご友人のねーさまのおかげで東京ドームに入らせていただくことが出来ました。この2日間は古くからスマを支えてきたファンには感慨深かったと思いましたね。15日には1000万人突破ということで1stコンサートから今年までの映像が森くんの映像も含めて流れて感慨深いなーと思ったら、翌日にはまさかの「今日は森が来てくれまして」のキムラにーさんの発言。周りの人々の同意を取ったのか取らずかは知るよしもありませんが、少なくとも剛の反応からすればそんな発言があるとはあまねくは周知されていない中でのキムラにーさんの発言。こーゆー(ある意味)無茶をするときのおにいちゃんたちは素敵すぎますっ。それを知らされてなくて、さらに付いていけなくてテンパる剛も愛おしいですがねー(笑)。皆が森くんとどんな顔でどんな話をして、森くんが今のコンサートを見てどんな感慨を抱いたのかは知る由もありませんが、森くん含むスマ6人のそれぞれがいろんな想いで少し切なくてそれでも良い時間を過ごしてくれたならいいなーと思います。

 そして、オーラスのご挨拶。オーラスのご挨拶は有難いことに何回か聞かせていただいています。しかし、毎回ご挨拶の度に「ホントにこの子らはえぇ子やなー」と思ってグッと来ます。ウルッときます。果たして今年もそうでした。メンバーそれぞれの想いが胸に刺さります。それぞれのご挨拶の根底に流れるパーソナリティは基本は変わっていないと思うのですが、それでもキムラにーさんの「創造性(笑)」のありすぎる言葉のチョイスが若干普通になってきていたり、中居にーさんのご挨拶の言葉がどんどん素直にストレートになっていたり、慎吾の言葉があまりにも「お客様主義(笑)」になっていてその分別のあり方が若干寂しかったりするのは冒頭に述べたとおりですが・・・無い物ねだりっていうやつなんでしょうね、きっと。

 あー今年も終わっちゃいましたねー。ライブが終わったとたんに急に季節が秋~冬めいてしまったのは早くライブへの未練と想いでを断ち切ってしまえ、という天の啓示なのかもしれませんが、まだまだなんだか余韻から抜け切れません。しょーがないんで、DVDの発売を待ちつつ徐々に普通の人に戻るとしましょう。

posted by 真琴 at 23:33