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Essay エッセイ


歌声 Tue 5 Sep 2000
唐突ですが、結構ハマってるみたいなんです『らいおんハート』に。

確かに初めて聞いたときから「いい曲だなー、好きな感じだなー」とは思っていたのですが、 基本的にSMAPさんの楽曲はバリバリ踊るハッチャケ系(『SHAKE』とか『ダイナマイト』とか青イナとか) が好きなわたしとしては今回はちょっと珍しいパターン。なんでかなぁ?

・・・イントロ&間奏のコーラスが好き。
・・・振り付けも結構好き。
・・・曲全体が心地良いのに切なさが残る感じが好き。

でも、どうやら何よりあのごく短い香取さんのソロが好きみたいなんですね。

今回の香取さんのソロの歌声はすごく感じる・・・そそられる・・・。
ちょっと鼻に掛かったような少し擦れたような音程低めの部分の声が琴線に触れるらしくて、 音量を上げて聞いているとあのワンフレーズだけで背筋がぞわっと粟立つ感じ。・・・っていうのは大げさか?
確かに歌はすごーくお上手ってわけじゃないし(失礼っ!)、 澄み切った伸びのあるクリスタル・ヴォイスというのとも違うのですが、 あの歌声のどこか引っ掛かるというか、どことなくざらつくというか、微かに感じる違和感というか。 それが不快に感じるわけじゃなくて逆にそのハッキリしないむず痒さが逆に心地良かったりするみたい。 そうだな、ひとことで言えば「官能的」とでも言いましょうか。・・・なんかちょっと表現がエロい?(笑)
こういう感じは『慎吾ママのおはロック』にはないし、今までの慎吾のソロにもあまりなかったような気がしますが・・・ 今の年齢になったから出てくる雰囲気なんだろうか?少年期には決して出なかったオトコの色気ってやつかな?

一回でもいいから全編慎吾のソロでこの『らいおんハート』を聞いてみたいと思ったりするのですが、 拓哉様と違ってこれはきっと叶わない夢なのでございましょうねぇ。ふぅ。
うん、でもなにごとも腹八分め、ちょっともの足りないくらいがかえって燃えるのかもしれませんな。<なんのこっちゃ。

・・・あらら、なんか熱く語ってしまいましたが、今日も会社帰りに『らいおんハート』を聞きながらこんなことを思ったのでありました。

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『Mind Sketch』 Wed 5 Jul 2000
(私信:親愛なるMちゃん、この文章をあなたへ。これはあなたから頂いたメールへのもうひとつのお返事です。)


先日、小田和正さんがスマスマに出演されたのを見て、ふと思い出して久し振りに本棚から取り出した本があります。
―――『Mind Sketch』
もう十数年も前、オフコースというグループに変化があった少し後に出たこの本は、 13歳の頃からずっとオフコースを見続けてきた佐々木玲子さんというファンの方が綴ったエッセイをまとめた本です。
おそらくこの頃20代後半であったであろう佐々木さんは地方で教師をなさっている本当に 「普通のオフコースファン」でいらっしゃったようです。
その当時、その文章のほんのりとした柔らかさと端々に滲み出る筆者の優しさが気に入って、 その本はそのまま本棚に残してあったのですが、久し振りに読んでみるとなんと共感するところの多いことか。
その共感とは―――「手を触れられない人に寄せる想い」
対象こそアーティストとアイドルという違いがあるとはいえ、時代背景がやや違うとはいえその想いはとてもよく似ていました。

さて、その佐々木さんの言葉をお借りすれば、アーティストとファンとは
「ある一定の距離をおいて寄り添うことのできる平行線」
なのだそうです。

そう・・・決して交わることはない平行線。
その距離はお互いの状態によってそのときどきで近くなったり遠くなったり・・・ でも、どちらかがそれを断ち切らない限りはずっと続く平行線。

でも、その寄り添うべき本線は薄く細くなってしまうことがあるかもしれません。 オフコースというバンドにも空白の時間があったように、形が変わったことがあったように・・・。
佐々木さんは、そんなときにファンができることは、
「思いを胸に抱きながら、いっしょうけんめい生きる。そうしながら彼らを待つこと。」
だと書いていらっしゃいます。

そう、この世の中は諸行無常。人間はいつも同じ状態ではいられません。 「変化」は言葉を変えれば「成長」でもあるのですから。
でも、もしたとえ形が変わっても彼らがメディアに関わっていれば、 わたしたちは彼らを見守り続けることができるのです。 そして、もしいつか彼らがメディアの上からいなくなってしまうことがあったとしても、 わたしたちはそれまでの彼らの姿を胸に秘めつつ彼らを待ち続けることができるのです。
・・・もちろん、それはわたしたちが彼らに想いを寄せ続けることができれば、という前提付きですが。

今、この佐々木さんという方がどうしていらっしゃるのか、わたしにはもちろん知るよしもありません。
でもきっと彼女は、在りし日はコンサートでしか見ることにできなかったあの小田さんが、 スーパーアイドルSMAPと共に踊り唄い語り笑う姿をニコニコしながらテレビの前でご覧になっていたのではないか、 そして、奇しくも同日の某新聞に載った鈴木康博さんのインタビュー記事を感慨深くお読みになったのではないか ・・・と思えてなりません。

将来、SMAPがどんな形であったにせよわたしもそんなふうに彼らを想っていられたらいいなと、 この本を久し振りに手に取ってそんなふうに思ったのでした。


出典: 「『Mind Sketch for Off Course』出逢って、愛して、そして・・・・・・」佐々木玲子(CBSソニー出版)
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昨日・今日・明日 Wed 14 Jun 2000
今日も昨日と似たような日かもしれない。
昨日と同じ時間に起きて、同じように服を選び、同じ時間の電車に乗って、昨日の続きの仕事を片付ける。

でも、朝、ラジオで彼の声で知らされるのは昨日と違うお天気。彼の声で語られるのは昨日と違う話。
今日もわたしの知らないところで彼はきっとまた経験を積み重ね、少しずつ素敵な大人になっているに違いない。

明日も今日と似たような日かもしれない。
でも、何かが少し今日とは違う、きっと何かが少し今日とは変わっている・・・そんな日にきっとなる。

――― そうだっ、あんな若造に負けてられるかっつーの。(笑)

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