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2013年04月24日 水曜日

大河の主役を務めるということ

 少年倶楽部プレミアムにゲストで出演されたV6の岡田くんが次期大河の主役をやることの心境を語っておられました。先日ちょうどV6のライブを見に行く際に久々にN○Kさんの近くを通って、2004年に「組!」の収録見学に何度か通ったことを思い出して懐かしい気持ちになったので、少しあの当時のことを思い出してみようか、と。

 岡田くんは先の番組で大河次第でその後の自分の仕事が変わるんじゃないか、とおっしゃっていました。どちらかというとネガな方向を想い浮かべて、ダメならその後の仕事が来なくなるくらいの気持ちだとおっしゃっていたように感じました。そのコメントを聞いて太一くんが言ったように、岡田くんは本当に責任感が強いんでしょうね。ま、でも、太一くんも言っていたように大河の出来がダメだったらその後の仕事がダメになる、ってことはおそらく無いと思うのです。確かに大河は作品によって視聴率がかなりアップダウンしますし、世間の評価が厳しいときもあります。でも、それが主演俳優の評価に直結することはあまり無いようにも思います。慎吾さんの「組!」にしても、三谷脚本のあのテイストは大河としては異色作でしたし、一般的な視聴率の数字も決して良かったというわけではなかったはず。しかし、大河に出たことで慎吾さんの役者としての評価が下がったとは思えませんでした。
 慎吾さんが「組!」の主役を務めたことで、この作品は慎吾ファンにとっては特別思い入れのある作品になりました。関連の記事や番組もいろいろ見ましたし、(今はどうなっているか分かりませんが)当時はスタジオパークの見学コースで撮影風景が見学できましたので、神南にも何度か足を運びました。しかし、撮影スケジュールが分かるわけではないので、慎吾さんの撮影が見られるかどうかは運次第。それも、撮影前の準備に延々時間が掛かり、30分以上の準備の後でご本人の姿がほんの数分見られるかどうか、というまったくもって効率の悪い「追っかけ」でした。(苦笑)でも、そんな撮影風景を何度か見ることができたことで、大河がどんなに労力と時間とお金を掛けて丁寧に作られているか、スタッフも出演者もどんなにそこに力を注いでいるかということが断片的にでも垣間見ることを出来た気がしました。他局のドラマ作りを知っているわけではありませんが、きっと大河はかなり丁寧に作られているほうだろうと想像できますし、同じ作品に一年携わるというのはまさしく大河だけ。そういう意味で大河はテレビドラマの中でもやはり特別なのだと思います。
 慎吾さんが「組!」をやり遂げた一年間を見守って感じたことは、明らかにあれをやり遂げたことが慎吾さんの中でなんらかの自信になったであろうということ。そして、一年の間に慎吾さんの中で何かが少しでも変わったであろうということでした。当時の勘九郎さん(故勘三郎さん)にもある番組の中で話していましたが、最初の頃は本気で辞めたいと思ったくらい心身共にキツい時期があったようですが、それを乗り越えたことで慎吾さんの中で何かが変わったように思いました。そして、何よりも言わずと知れた(笑)「出会い」でしょうね。群像劇ということもありますが、山本耕史さんをはじめとした共演者に本当に助けられたんだろうと思います。あのキャスティングだったからこそ一年を乗り越えられたんじゃないか、と。「とにかく香取慎吾が現場で楽にいられるようにということしか考えていなかった」と公言して憚らない山本耕史さん、そんな熱くてウザい人、いませんからー。(笑)慎吾さんの一年の想いは最後の勇の微笑みと三谷さんが「本番のその時の気持ちを言葉にしてくれればいい」と慎吾さんに託した最後の台詞に集約されていたと思います。あの慎吾さんが8年経っても飲み会に参加する作品なんて他にはないんじゃないかと思います。そして、慎吾さんがドラマの現場で座長を務めることの考え方や現場での仕事の仕方があの頃から少し変わってきたような気がしています。

 ということで、ま、大河の主役をやるということはとにかく大変は大変なんですよ。ご本人はもちろんのこと、ファンも。毎週1話1話、その1シーン1シーンを息を詰める想いで見て、その後の世間の評判もある程度気にしつつ、という日々が一年続くのって楽しいという傍ら結構精神的にしんどいものもありますよ。(苦笑)おまけに、その間は他の露出が以前より少なくなりますし、何より辛かったのはその間はライブが出来づらいということでしょうね。今でも「慎吾が大河やってからスマのコンサは2年に1回になった」なんてことを冗談交じりにでも事実として言われますからねー。(笑)それについては他のメンバーのファンの方には申し訳無いという気持ち感じつつも、それでも彼が大河をやったことは今でも本当に良かったんだろうと思いますし、それは慎吾さんだけでなくスマにとってもマイナスにはなっていないだろうと思うのです。

 そうやって慎吾さんの大河を見守ってきたいちファンとしても、岡田くんの大河は本当に楽しみです。作品自体ももちろんですが、岡田くんがその一年で何を得て、何がどのように変わるのか、それも楽しみです。それは、悪いようには決して変わらないだろうと思うから。なので、岡田くんのファンの方々も楽しみに見守ってあげてほしいな、と思います。そういうファンの気持ちもきっと彼が一年間を乗り切る力強い後押しになるはずだから。ま、言っても岡田くんは慎吾ほどヘタレじゃないからあまり心配する必要はないと思いますけどね。(笑)

 そんなことをつらつらと考えていたら、「組!」を見たくなってきたわー。とりあえず、撮了後の座談会DVDあたりから見てみましょうかね。

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2013年04月20日 土曜日

V6コン、デビュー

 友人のご好意で長年の念願だったV6コンデビューを果たしました。

 ダンサーもリフトもトロッコも要らない会場サイズって素敵ですね。本当に必要なものだけをギュッと凝縮したライブ、という感じがしました。ある意味、スマライブと180度方向性が違うのかも。
 客席もとてもお行儀が良くて。合いの手も揃ってて、古くからのファンの方々やリピーターも多そうでしたが、なのに初心者があまりアウェイ感を感じないアットホーム感を感じて、すんなり溶け込めたように思いました。

 ライブ本編は、6人揃っての踊りもトークも堪能。2階席でしたが、いわゆるVロードが近くて、メンバー様を至近距離で拝見できて眼福でした。ま、しかし、お目当ての岡田師範は私の前に来られると背中を向けてしまわれるのですが、ね。お目当ての背中しか見られないジンクスはここでも健在。(涙)

 初めてのV6コンでしたので、なるべく双眼鏡を使わず見ていたのですが、ライブ開始当初は岡田師範をなかなか個体判別できず。日頃はお目当てさんがひとりだけ明らかにシルエットが違うという状況で個体判別に困ることが無いので、今日はちょっと焦りました。しかし、ライブが終わるころにはなんとか岡田師範の個体判別はなんとなく出来るようになっていたようです。(笑)

 改めて思ったことは、6人のフォーメーションの新鮮さ。これはTOKIOさんのライブでも、嵐さんのライブでも、KAT-TUNさんの昨年のライブでも感じたことのなかった感覚。偶数と奇数のフォーメーションって違和感を感じるくらいに違うんですね。

 そんなこともあってか、他グループのライブに行くと無性にスマライブが恋しくなるんですよね。ということで、今宵はスマライブDVDでも鑑賞いたしますかね。
 ・・・あ、でも、V6のライブはまた行きたいなーと思いました。

and more…

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2013年02月28日 木曜日

ZIPANG PUNK 五右衛門ロックⅢ大千穐楽によせて

 (今回スマネタは全くありませんので、あらかじめご了承を。)


 「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックⅢ」の大千穐楽を観るために大阪へ日帰りしてきました。

 劇団☆新感線の舞台は好きでこれまでもいろいろと観させていただいてきたのですが、今回は三浦春馬さんが客演ということで東京で初日を観劇してから大阪の大千穐楽まで何度かリピート観劇させていただきました。
 春馬さんの舞台は過去2作も観せていただきましたが、どちらも同じ事務所の先輩である地球ゴージャスの舞台。『海盗セブン』が終わったときに「次はぜひ新感線に!」と思っていたので、ゴエロク3のリリースが出たときはこんなに早く願いが叶うものかと小躍りしたものです。
 しかし、今回の新感線は春馬さんにとってはある意味初めての他流試合。彼の舞台役者としての基本的な能力が十分であることは分かっていましたが、やはり初日を観るまでは楽しみな半面かなりドキドキもしておりました。が、初日を観てそんな心配はまったく無用だったと改めて彼の能力に感服。なぜなら、初参加のカンパニーの中でも彼は前作・前々作と変わらず、いえ、それ以上のパフォーマンスを見せてくれたからです。そのことで、演技とか唄とか踊りといった演劇の基礎技術以外に、私たちには見えない裏側で彼がどんな人(組織)にでも融合し、吸収し、発散するという「仕事力」といった能力も持っていることを改めて思い知らされた気がしました。
 それにしても、初日を観て驚いたのは客演の春馬さんと蒼井優さんの出番の多さ。所詮若手役者の客演、という先入観を裏切って、主役の古田さんに負けないほどの出番の多さ。唄も踊りも殺陣も多く、そして、ストーリー的にはコミカルとシリアスの両方の演技を求められる。それを新感線の役者さんたちやベテランの客演の役者さんたちの中で見劣りせずに演じていることに関しては、それをやってのける才能とそこまでに至る相当な努力を感じて改めて頭が下がる想いでした。

 そんな初日から大千穐楽まで、私が劇場に足を運んだ限りでは彼は「明智心九郎光明」という役をかなりの安定感で演じておられました。
 好きな役者さんが舞台に出ることになると、何よりも想うことは「最後まで無事に務められますように」ということ。これは舞台だけではなく、アーティストのライブツアーなどもそうですが、途中で病気や怪我があってはいけませんし、舞台上での技術的なトラブルなども付いて回りますし、期間が長くなれば物理的な健康だけではなくテンションやモチベーションといったメンタルを保つことにも気を使わなければならないでしょう。ちょっとした風邪でも命取り。演劇や音楽の板の上に何度も立ち続けることはそれだけ大変なことなのだと想像します。
 春馬さんはそういう意味ではかなりファンを心配させない「出来の良い(笑)」役者さんだと思います。それもで、調子が悪い時もあったでしょう。でも、それを引きずらす次のシーンへ、次の上演回へと臨む強いメンタルを彼は持っていたと思います。それは舞台役者としては大切な才能。今回の舞台でそのことを改めて認識させられました。
 そうやって初日からかなり高いパフォーマンスを見せてくれた春馬さんですが、それでも回数を重ねる度に更なる成長も見せてくれました。特に回を重ねて変わったと思ったのは、殺陣と演技でしょうか。殺陣は緩急とキメのメリハリが更に付くようになってきたように思いましたし、演技は公演後半に行くに従って表情が柔らかく自然になって、「明智心九郎光明」役にどんどん魂が入っていき、周りの役者さんたちとのバランスが良くなっていったように思いました。

 そして迎えた大千穐楽。
 もともと平日の大千穐楽は予定に入れていなかったのですが、何度か観ているうちに最後の「明智心九郎光明」とそれを終えたあとの春馬さんの表情を見届けておきたいという気持ちが押さえられなくなり、諸々の事情を強行突破することにしました。
 熱い新感線ファンが多くを占める大千穐楽は役者だけでなく、客席も気合十分。そんな客席の雰囲気も伝わってか役者さんたちもいつもよりお祭りのノリが入っているように見えました。
 もちろん春馬さんの演技もチカラの入ったものでした。特に唄の言葉のひとつひとつに気持ちが溢れんばかり。その気持ちが強く伝わってきて涙しそうになりました。
 しかし、カーテンコールで「三浦春馬」に戻った彼はいつも通りの満面の笑顔。その笑顔を見ているとこちらも嬉しくて笑みがこぼれました。最後の最後まで笑顔で終えた春馬さん。初日からの2ヶ月超かなりのしんどさだったと思うのですが、最後に涙することなく満足げな笑顔で終えるところに、このお仕事を心底楽しいと思って過ごしてきたのであろう彼の心の強さを改めて見た気がしました。苦労を苦労と思わず楽しめる。この程度の大変さは春馬さんにとっては笑顔の範疇なんですよね。ならば、この先もあの笑顔でもっともっと高いハードルを次々と越えてくれるのだろう、と感じる強くたくましい笑顔でした。

 最後に大阪まで行こうと思わせてくれたこのお芝居に関わったすべての方々に感謝を。
 そして、春馬さんに改めて敬意と感謝を。あれだけの出番のある舞台を69公演もやり切ったという事実は必ずゆるぎない自信となって今後の仕事の成果として現れるはず。今後の活躍に期待しています。

 (追記)
 唄と踊りが出来ちゃう春馬さん、どうしてもミュージカル系が期待されそうですが、個人的には次の舞台はぜひストレートプレイを。シリアスものとか、不条理ものを希望。そして、映像のお仕事では近い将来ぜひヒール役を。
 (・・・でもその前に、これ以上彼が大人顔になる前に、ブラッディ・マンディの3rdシーズンか映画、クローズZEROⅡの美藤役のその後の映画をまだ密かに願っているのですが。(苦笑))

posted by 真琴 at 22:47 | permalink | trackback (0) url: http://sk2.hiho.jp/mt/mt-tb.cgi/34