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2010年03月08日 月曜日

終わっちゃった・・・

 「TALK LIKE SINGING」の制作が発表されてから約9カ月。NY行きを迷い、決心し、チケットを取り、旅行の手配をし、NYへ。帰ってきたら息つく暇無く凱旋公演のチケット争奪戦。そして1ヶ月半の凱旋公演。…ま、赤坂詣では数日ですけど(笑)。あーそう思えば長かったような、それでいてあっと言う間のような・・・と、乾杯の杯を片手に感慨に浸っています。

 さて、もうネタバレを気にする必要はないですね(笑)。幸運にも千秋楽の劇場に入らせていただくことができましたので、少しだけ記憶を辿ってみます。

 楽日の東京は生憎の冷たい雨。しかし、劇場の中はこれまでにない独特の熱気でした。それに、なぜかこれまで何回か劇場に足を運んだときにはなかったトイレへの長蛇の列。…それだけ今日は同じ行動パターンの腐女子が多かったということでしょうか(笑)。
 その客席の不思議な熱気は公演が始まってからも収まることはなく、それどころか終盤に向かってどんどんボルテージが上がっていきました。もう「この中に初見の人はほとんどいないんじゃない?」くらいの勢いの拍手・手拍子・笑い声。NYの楽日も見せていただいて、その時の盛り上がりも凄いと思いましたが、赤坂の楽日はNYの楽日にもなかったある種の「殺気(笑)」みたいなものも感じられたような。盛り上げてやろう、盛り上がらずになんとする、みたいな(笑)。これが千秋楽でしか感じられない雰囲気なのかもしれませんねー。
 そんな客席の熱気に呼応したのか、逆にキャストの熱演に客席が反応したのか、板の上のキャストもこれまでに無く飛ばす、飛ばす(笑)。ここまで来てのアドリブ?も交えての超熱演。その結果がターロウブログでも言われていた「汗で溺れそうになった」というほどのターロウの汗の量(笑)。ダイソン博士のMCの気合の入り方も、ニモイ先生のラストシーンの涙声の度合いも見せていただいたどの回よりも凄かった~。おまけに浅田真央ちゃんの3回転半には敵わないながら『TALK LIKE SINGING♪』の歌中にターロウとニモイ先生が1回転ジャンプを決めてみたり(笑)。

 そんな千秋楽独特の雰囲気にあてられつつも、NYの楽日と同様にラストで舞台が暗転した瞬間に涙が。・・・あ、涙したのは私ですよ。当の香取さんは予想通り達成感に満ちた笑顔でカーテンコールにご登場。これまでいろいろな慎吾の笑顔を見てきましたが、あの満足そうな笑顔は忘れられないですねー。
 千秋楽のカーテンコールはご挨拶付き。香取さんは「終わっちゃいましたよ」から始まってターロウブログに書かれていたように、13回+50回を最後までやれたのはキャスト・スタッフ、小西さん・三谷さん、そしてお客さんが支えてくれたおかげ、と。「毎日通っていたので明日から無いのが信じられない」という香取さんに「劇場、明日からも空いてるらしいですよ」との川平さんの突っ込みなどで笑わせつつご挨拶は終了。そして、その後は銀とブルーのキラキラの紙吹雪が香取さんに集中砲火で降らされ、足元が紙吹雪で滑るくらいの中で『TALK LIKE SINGING♪』を再度歌って、最後は銀の紙テープがボンっ!と客席に飛ばされて終了。…かと思ったら、ハケる直前でアリを食ってるターロウの横から三谷せんせーがダイソン博士の白衣を着て登場し、ターロウとハグして仲良くハケていきました。

 あぁ、本当に終わってしまったんですよねぇ。最初にNYで観たときと今ではこの作品に対する感想はかなり変わっています。回数を重ねるにつれて、理屈無く問答無用でこの舞台に、そしてターロウの歌に、踊りに、表情に、こんなにも癒されている自分がいました。特に東京公演は普通に日常の仕事をこなしつつ何度か赤坂に足を運ばせてもらいましたので、そんな日常の疲れを舞台が癒してくれていました。本当に舞台って不思議。舞台って生き物。観る側もそう感じる舞台の魅力を香取さんもきっと感じてくれていれば嬉しいですし、きっとそうだろうと思います。香取さん、その他キャスト・スタッフの皆さま、本当に本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。

 ターロウに萌え、ターロウに癒された日々。それが今日からは無くなると思うと寂しくて、寂しくて・・・。暫くはボーっとしてるかもしれないですが、次は市が待ってます。そう、慎吾がターロウから普通のSMAPに戻るのと同時に私たちも普通のSMAPファンに戻るのですっ(笑)。

posted by 真琴 at 00:34